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ここまでのお話しはコチラ・・・

愛車カムリ君がお漏らしした翌日・・・・朝一で「給油口からタンクへのパイプ交換」の見積もりを出してほしいとディーラーにかけこみ・・・・コーヒーをすすりながら待つことしばし・・・・「お見積もり約77000円です」との答えが(-_-)
どうやらタンクへ繋がっている根本も腐食していて取り外し時にポキッと折れてしまうだろうからガソリンタンク交換も必要になるとの事。オイル漏れはなんとかだましながら乗れば、、、でもガソリン漏れは何もせずにあと1年間乗るのは危険だしどうにか1~2万程度で修理できればなと思っていましたが「分かりました・・・・・」と返事をしてその日は工房へ戻り、気持ちが半分どっかへ行ってる状態でお仕事・・・・が、心の奥からはすでに「メラメラ」と新車買っちまえ!コールが。

そしてその日の夕方・・・・・
仕事もそっちのけで車のディーラーをはしごしていました(笑)。2ヶ月前の宣告(オイル漏れ)からずっと「次の車さがし」をおこなっていたので、すでに次に買う車はコレだと決めていました。その日のうちに簡単な見積もりを作成してもらい数日間カタログを見ながら「必要なオプション装備は~」と悩み3~4日後に契約。担当してくれた横浜トヨペットの○田さん、学生のころバンドでドラムを叩いていたということで音楽の話題で盛り上がり友人のマーチンの調子を機会があったら見てほしいとか、、、、

07.4.15
PRIUS君がやってきました。

カムリの燃費が街乗りで1L/7~7.5kmと非常に不満だったのでとにかく「燃費第一」で的を絞っていったところ行き着いた結果がハイブリッドカーのプリウスでした。ようやくこの車に慣れてきましたが本当におもしろい車です。モーターとエンジンを積んでいるので停車時はほぼ必ずエンジンは止まります。そして音もなくスルスルっという感じで発進し、50~60キロでは必要なければエンジンは止まりモーター駆動で走ります。エンジンがかかっていない状態で車が走るという感覚はまさに新感覚ですね。
映画が好きでしかも近未来ものも大好きな私としては「ヒュイーン」というまさに「映画の音」で走る事がたまりません。

このプリウスという車、初代が出てからすでに10年も経つのですが今までまったく興味がなかったせいかその存在すらあまり知りませんでした。10年も前にハイブリッドカーが世の中に出ていたなんてすごいな、と関心してしまいました。まだ450kmほどしか走っていませんが平均燃費が1L/21.0kmとカムリの約3倍!。ガソリンタンクの残メーター表示も半分に達していないという驚異的な車です。

 


 

さて、車の事で浮かれながら過ごしたここ1ヶ月、ギターもそうですが大きな買い物をしてしまうとウキウキしてしまいますよね。気を取り直して今回のケースをご紹介いたします。ウクレレのトップ板交換です。

はじめの状態です。ご覧のとおりトップとバックが大幅に剥がれてガムテープでとめてありました。ブリッジも剥がれかけており、さらに内部を調べるとトップブレイシングに1本だけブレイスが、しかもそのブレイスが破損・ほぼすべて欠損しています。バックブレイシングは完全に剥がれていましたすべて・・・・・という事はブレイスが全く無いウクレレという事に。


とまあ、かなりの代物でまずはじっくりと修理方法を考えます。トップ板は異常なほど変形していて3枚合板構造(バック&サイドも)おそらく再利用不可能だと判断しトップ板交換。一度すべてをバラバラにして組み直します。トップと各ブレイスも製作します。ネックブロックも交換。他、etc

まずは「剥がし」からですが、パレットナイフを差し込むだけでパリパリという感じで簡単に剥がれていきます。合板の場合は熱を加えると「合板自体の接着」が弱くなったり・剥がれたりするのであまり熱は加えられません。

すべてばらし終えたところで必要なパーツ類を製作していきます。もとの材質・色合い具合からトップはコア材に、ネックブロックはマホガニー、ブレイシングはスプルース、バック&トップともに1本追加し計2本ずつのブレイシング構造としました。ブリッジプレートも追加で接着します。

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