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このページからは新しいバインディングを接着したりしていきます。

その前に、気になっていたこのギターの「着色方法」を調べてみよう

←なんとなく雰囲気から予想してたがやはりそうか・・・・

 

ご覧のとおり↓↓ 塗装を剥がしても色が落ちませんよね。木に染みこんでいる。という事は「木地着色」という事です。

着色方法が判明してスッキリしたと同時に不安にもなりました。なぜなら、このギターは「合板」です。表層はうす〜いので運が悪ければ思いきり目立つ場所で「下地層」が露出する可能性も。まあ、濃い色合いなので、誤魔化しはできるでしょう(塗装の着色層でのボカシ)。

 


 

アルコールで汚れや油脂を綺麗に拭き取っていきます。


この数ヶ月後に世の中のドラッグストアからアルコールが消えようとはつゆ知らず・・・・

 

最初はヒールキャップを付けましょうか。

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メインのボディバインディング接着作業にはいります。

 

はじめにお伝えしたとおり1周ぶんはバインディング長さが足りないので、半周ずつ巻いていきます。
そのためボディ下部の↓↓ちょうど中央に合わせて接着。ここがズレるとよろしくないですから。

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浮くところが無いように注意しながら少しずつ接着していきます。瞬間接着剤ですから適宜 硬化促進剤をスプレーしてもいいです。

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最後の長さ合わせは慎重に。ピッタリと合うようにします。

  

 

 

続いて反対側の半周も接着していきます。

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ひととおり1周巻いたらノギスや定規などで残りの寸法を確認しましょう。あと3枚、ちゃんと巻けるぶんの余裕があるかどうか↑↑

 

表側です↓
  

基本的に作業は同じですが↓↓このようにジョイント部は幅(高さ?)が狭くなっています。

  
こういう所は直前まで接着したあと、スクレイパーなどで削り調整してはめ込み・接着します↑↑

反対側もおなじ↓
  

 

1枚接着するごとに↓↓この部分、指板&ネックの下に潜り込む部分はカッターなどでボディ表面と面一にしておきます。
4枚になってからだと切るのが大変ですからね。

  

 

2枚目(白)
  

 

ジョイント部付近の(バインディング用)溝寸法はかなりの誤差があります。いや、誤差じゃ済まないほどの・・・
  
ですので、適宜「次の1枚」をあてがってみて、必要なら接着したバインディングを↑↑削って薄くして調整・修正していきます。

 

3枚目(黒)
  

なぜ始めに、バインディング溝の深さ(切り込み寸法)を一定にしようと、トリマーなどで修正しなかったのか?

このギターのようにオールドで経年変化がはげしいものは「側板」なども平坦・平面ではなく、いたるところ「面」がいい加減なんです。言い換えると「基準となる面が無い」状態なので、ローラーガイドなどを使っても場所によっては深く掘りすぎたりと、一定の寸法で掘る事はほぼ不可能。

しかも側板も合板、という事は「ちょっと深く掘っちゃったけど、そのぶん側板のほうを削り合わせればいいや」という事が出来ない。もしそのように削ればおそらく合板の「下の層」が露出しまくるでしょう。

 

4枚目も接着し最後に↓↓この部分を接着します。
  

 

単純に、順番に接着していけばいいように思えますが、エンドでの長さピッタリカットや、最終的な厚みが側板から大きくはみ出さないようにとか、いろいろと考えながら一つずつ問題をクリアしながら進める必要があります。

では最後にバインディング接着動画をご覧ください。

>>>002・バインディング接着<<<

 


 

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そういえば昨年、祖父が遺した大量のアルバムをデジタル化しようという計画を話した。
https://www.zinguitars.com/REPAIR_item/067_kamaka/kamaka003.html

結局アルバムは合計366冊あった。。。。

全てスキャンしたよ・・・大変だったよ・・・仕事そっちのけで頑張ったよ。

親戚の中でもいちばん年長である私、そして「長男」としての義務というか、デジタル機器やPCにも強いしね。なにより会社勤めではなく、自営業なので可能だったのかな。家族にとっての大切な想い出を、USBメモリ1個に凝縮する事ができました。

 

それでね、見つけたのがコチラ・・・・

私の母親の → 父親(ジイジ)の → 父親の(ひい爺)の → 両親(ひいひい爺&ひいひい婆)
名は「正兵衛とツナ」と申す。

 

さらにアルバムの中からは家系図も出てきて・・・・

「正兵衛」の父親(栄次郎・ひいひいひい爺)の → 両親(ひいひいひいひい爺&婆)まで分かり
その名は「作右門とセツ」だそうな・・・・

まるでカラム〜チョだ

 
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ご先祖様に感謝。

 

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