2014.05.13. ----4ページ目-----     042)PAGE 1 2 3 4

<<< REPAIRページ(修理記事一覧)へ戻る

前ページでは↓↓「端・角がそのままの状態」のピックガードが完成しました。

市販のピックガード、マーチン等のはじめから付いているピックガードをみると端っこは角がそのままですよね。今回のような修理の場合、新しく作るピックガードの角を丸くしてほしい、という方もいらっしゃいます。丸みを付ける事であたかも「塗り込みタイプ」のような見た目になります。通常は何も言われなければ角はたったままで完成させます。


↑こうしたい↑

 

丸みを付ける作業も一手間かかりますので、このような処理をする場合は別途料金をいただいております。

  

テンプレートを付けた状態のままでスクレーパー等で端を斜めに削っていきます。ある程度削れたらペーパーを使って・・・

 

 

  
↑ある程度成形できたら表面の保護シートを剥がします

 

 


↑↑保護シートを剥がしたら#1000位から水研ぎペーパーで端っこを仕上げていきます。最終的に表面全体を#1500で綺麗に整えます。

  

←全面を綺麗にしたらバフィングでツヤだし工程です。

 

  
↑この画は初かも・・・・バフィングマシーンの写真をアップした記憶が無い。屋内ではなく、屋外のでっかい物置の中にあります。

 

 

完成です

  
↑角が丸くなるとヌメッとした感じになりますよね。        ↑こちらは角がそのままのやつとの比較

 


 

ギター本体に貼った状態を比較

↓左側(通常タイプ・角がそのまま)       ↓右側(角を丸めたタイプ)

  

  

  

↑↑ どうでしょう、かなり見た目が違いますよね ↑↑


今回のような「ピックガード剥がれ」で塗り込みタイプのものは、完成時、同じような見た目にしたいのであれば「角を丸めたピックガード」を貼る事をお勧めします。べつに拘らない「通常どおりのピックガードでいいや」という人は「角はそのまま」のピックガードで。。。

 

もう1点、画像からだと分かりにくいですが、光に照らしてみると表面は多少凸凹してます。部分塗装をしたからとはいえ、完全にその部分が周囲と平坦になる事はありません。部分塗装したところは年月が経つにつれ「塗装引け・乾燥」も進行します。アコギのピックガード材はかなり薄いので(約0.5mm)土台である塗装面の凸凹が多少反映されます。


鏡のように歪みが無く完全な平面状態に近いピックガードにしたい場合は若干厚めの(約1.0〜1.5mm)ピックガード材であれば、下地の凸凹の影響をあまり受けないかもしれません。

2014.05.13. ----4ページ目-----     PAGE 1 2 3 4

<<< REPAIRページ(修理記事一覧)へ戻る